駅消費研究センターの主な役割
駅消費研究センターの主な業務は3つあります。
移動者マーケティングの理論構築・深化
移動者マーケティングは、移動する生活者をターゲットにしたjekiオリジナルソリューションです。
わたしたちは、「買い物の前後には移動がある」という事実に着目しました。
ひとりの生活者は、ある状況では移動者となり、また購買行動を行う状況では、ショッパーという存在になります。
こうした視点から、われわれは、生活者とショッパーとの間に「移動者」というターゲットを組み込むことで
買うを移動から考える「移動者マーケティング」というマーケティング・コンセプトを提唱しています。
「ブランド認知や事前の購入意向が実際の購買に帰結しない」というお悩みを様々な企業の方から
お聞きすることが多々あります。
わたしたちは、こうした認知が購買を保証しないという状況、言わば、認知と行動とのギャップを
埋めることができるものが、「移動者マーケティング」であると考えます。
というのも、「移動者マーケティング」は、人々の行動変容を起こしやすい、様々な移動中の心理
(移動者インサイト)に、働きかけることができるからです。
自主調査・研究
駅構内や駅周辺をメインに生活者の消費や心理を調査・研究し、企業課題に対して徹底した
生活者視点からヒントを提言しています。
駅商業施設はもちろん、駅構内、駅周辺をフィールドとする企業に向けて、
知見提供を行っています。
これまでの調査・研究例
- EC隆盛時代におけるリアル店舗の価値とは(2017)
- 駅ビル回遊行動調査(2017)
- 顧客中心主義から考えた、これからの”駅ビル・エキナカ”(2016)
- 駅ビル来店動機調査(2016)
- 〜コトの時代にモノが愛される処方箋〜”モノの手段化”のススメ(2015)
- 首都圏買い物調査2013(2013)
※日記式で、1週間の全ての買い物を聴取
など
「EKISUMER」による情報発信
情報誌「EKISUMER」は、
駅消費研究センターが年に4回発行する情報誌です。
「EKISUMER」とは、「EKI」と「CONSUMER」をドッキングさせた造語。
情報誌「EKISUMER」では、駅で消費することが多い生活者(エキシューマー)のリサーチはもちろん、企業や識者へのインタビューや対談などを通じて、世の中で話題となっているマーケティングテーマを考察しています。
最新刊及びバックナンバーを公開しております。
是非ご覧ください。

最新号EKISUMER vol.42
特集 「毎日通ってしまう店づくり」
日々の通勤・通学利用をはじめとして、多くの人が行き交う駅。
商業においても、“集客力がある”“好立地”と捉えられています。
しかし、少子高齢化や人口減少が進む中、その状況は今後も続くのでしょうか。
今号では、駅消費研究センターの実施した調査研究および
有識者との座談会から、駅商業施設の新しい在り方を考えます。
また、お客さまの来店を促す工夫や仕掛け、店づくりの考え方を、
実務家にインタビューしました。
インタビュー
株式会社福島屋 代表取締役会長
福島 徹さん