jeki 未来の商業施設ラボ

地域のさまざまな人たちと共に子どもの夢を
実現。夢のベースにあったのは、
地域や社会の役に立ちたいとの思いでした

子どものつくりたい気持ちを喚起するよう設計されたコンテスト

息子のCが通う小学校から「夢の遊具のお絵描きコンテスト」の通知があった。いつも利用している地元の商業施設が、広場に設置する遊具のアイデアを募集するという。応募できるのは小学生。回収プラスチックを使って夢の遊具を自由に考えて、絵にしてほしいというものだ。背景には、商業施設が広場をリニューアルするにあたって、アップサイクルを活用しながら公園が少ない地元に貢献できないか、との考えがあったらしい。
子どもたちが描いた絵の展示会場は、商業施設内にあるカフェ。コンテストへの投票もカフェでできるようになっていた。
学校でのサステナブル教育もあり、アップサイクルに興味をもっていた息子Cのモチベーションは上がり、自分が大好きな外遊びを満喫できるアイデアを絵にして応募した。(思いがいっぱい詰まった息子の絵は、うれしいことに最優秀賞を受賞した

開かれたものづくりの場が共感を生み、共創の空間に

地域の人びとは、受賞した子どもの夢を応援しようと、材料となっているプラスチックの回収に積極的に協力した。退職したシニアの3Dプリンター技術者もメンターとなり、アイデア実現に向けて息子Cに伴走。作業場がカフェにあるため、息子Cとシニア技術者が一緒に作業する様子や、徐々に遊具ができあがっていく過程などが、カフェでくつろぐ住民の目の前で展開されることに。(大人なら気恥ずかしさも生まれるだろうが、子どもにとっては、ヒーローになれるステージだ
さらに、遊具を設置する広場の魅力を高めるために、地域の園芸ボランティアが植栽による演出に協力。商業施設のテナントのカフェは賑わい創出のためにコーヒースタンドを出店した。今後はボランティアに参加した地域住民に広場の管理を任せる、という話も出ているという。
いつの間にか小学生のアイデアは、地域全体を巻き込んだ「共創的なものづくり」へと育っていった。

みんなが自然に地域・社会貢献に関わりたくなる環境を

子どもを取り巻く大人たちにも変化が起きた。プラ回収に協力したサステナブル意識の高い人だけでなく、カフェで初めて取り組みを知った人、投票しただけの人も地域・社会貢献の参加者になっていた。
さまざまな人たちが、子どもの夢を実現するという課題に共感。自分ができる範囲で、みずから関わっていく。子どものアイデアは、商業施設が用意したコンテストという機会を通して、地域のさまざまな人の力を結集させ、インパクトをもって地域や社会への貢献に発展していった。
息子Cは自分の好きなことで地域や社会のためになることができたことに、とても喜んでいる。もちろん、地域の多くの人の助けがあったことにも感謝しつつ

POINT 1
「ものづくり」ヘ自然に導き
実現する舞台
つくりたい気持ちを喚起し注目・
共感を集めながら、現実化まで
サポート
  • 子どものつくりたい気持ちを喚起するコンテストの設計
  • 身近な施設で「好きなことで地域や社会の役に立てる」募集テーマの設定
  • 制作過程を共有し、注目や共感を集める開かれた場づくり
  • アイデアを現実化する3Dプリンターとメンターによるサポート
POINT 2
「ものづくり」の
共創・参加のパートナー
地域の幅広い人たちの共感を
集め、一人ひとりの自発的な
応援や共創を促進
  • 子どもの夢や地域・社会貢献といった、幅広い地域住民の共感が集まるテーマ設定
  • 一人ひとりのサステナブル意識や関心に応じて、自発的に関わりたくなる環境づくり
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