jeki 未来の商業施設ラボ

未来の商業施設は 「ものづくりによる
ウェルビーイング」が生まれる
地域共創拠点

「消費」から「生活者の
“生産活動”」に寄り添う場へ
商業施設の消費の場としての価値が揺らぐ中、
モノづくりや農体験など“生産活動”を楽しむ生活者が増えています。
テクノロジーを背景にプロシューマー的な価値観も広がっていく中、
未来の商業施設が「消費」から「生活者の“生産活動”」に寄り添う場になれないかと考えました。
「ものづくりによる
ウェルビーイング」が生まれる
地域共創拠点
本研究では、未来の商業施設を、
生活者が「ものづくり」を通してウェルビーイングを実現する拠点として構想しました。
商業施設が地域と連携して、生活者の「ものづくりによるウェルビーイング」を共創していく考え方です。

ものづくりによる
ウェルビーイング

本研究では有識者との対談に加え、モノづくり・小商いの先行実践者へデプスインタビューを実施。
自分・地域・社会の視点で、3つの「ものづくりによるウェルビーイング」を抽出しました。
モノづくり・小商いの先行実践者 デプスインタビュー
3つ「ものづくりによる
ウェルビーイング」
    01
    自分の視点
    モノの創作による
    「自己表現」
    消費者の立場では飽き足らず、
    自分だけのモノづくりを
    通して、
    自分のすべてを表現
    • 「ライブに行ってもそれは人の演奏で私には達成感がない。私自身の達成感がほしくてモノづくりを始めた」(60代女性)
    • 「お金儲けよりも、他の人がつくっていない、自分だけのモノをつくりたい(60代女性)
    • 「仕事と違って、モノづくりは自分が思ったことをすべて表現できる嬉しさがある」(30代女性)
    02
    地域の視点
    小商いによる
    「地域交流・共創」
    消費者の立場では
    得られなかった、
    小商いを通した
    地域での出会いや
    交流、
    小商い同士での共創
    • 「小商いは幅広い人とコミュニケーションできるのが楽しい。87歳のおじいちゃんと仲良くなれた」(30代女性)
    • 「小商いを通して地域の人と初めて交流し、地域が自分のホームだという気持ちが芽生えた」(40代女性)
    • 小商いの仲間同士で、『あんなこともしてみたいね』と夢の話をする。『一緒にお店ができたらいいね』とか」(40代女性)
    03
    社会の視点
    アップサイクルによる
    「社会貢献」
    大量生産・消費・廃棄が
    限界を迎える中、
    アップサイクルのモノづくりを
    通して社会貢献
    • 「今は、モノをつくる目的だけでなく、地球環境を含めて興味を持つ人が多い」(60代女性)
    • 「アップサイクルには取り組んでいないが、サステナブルは世界的に話題でアーティストも多く、すごく気になる」(30代女性)
    • 「制作して失敗すると廃棄することもあるが、SDGsじゃないけれど、ゴミを減らしたい思いがある」(30代女性)

実現のポイント

ラボメンバーのワークショップを通して「ものづくりによるウェルビーイング」を実現するポイントを導出。商業施設の顧客・場・人の捉え方を転換する発想に至りました。
  • ① “顧客”一人ひとりの不安・不便を解消し、「ものづくり」をしたい潜在的な思いを引き出す。
  • ② 消費者としての利用が「ものづくり」へ自然につながる“場”を整え、テクノロジーを活用して実現をサポートする。
  • ③ 施設や地域の多様な“人”たちを連携させ、みずから関わりたくなる環境を整え、共創による「ものづくり」を実現する。
  • ① 顧客の捉え方
    従来の商業施設
    受動的な消費者
  • 当ラボの考える商業施設
    主体性を持ち
    価値を生み出す
    生産者
  • ② 場の捉え方
    従来の商業施設
    関わりしろのない買物の場
  • 当ラボの考える商業施設
    「ものづくり」へ
    自然に導き実現
    する舞台
  • ③ 人の捉え方
    従来の商業施設
    関わり合いのない匿名の他者
  • 当ラボの考える商業施設
    「ものづくり」の
    共創・参加の
    パートナー

利用ストーリー

「ものづくりによるウェルビーイング」が生まれる地域共創拠点で、生活者はどのように「ものづくり」を満喫するのでしょうか。3つのウェルビーイングを手がかりに、生活者の利用ストーリーを描き出しました。
    • STORY 01

    • STORY 01
    • Aさん
      40代会社員・パパ
    • モノの創作による
      「自己表現」
      消費者として過ごしていた商業施設が、いつの間にか、自分の思いを表現する場所になっていました
      40代になって仕事が落ち着き、これからの人生を考えるように。そんなある日、商業施設で出会ったのが、個性的なポップアップショップを営む一般の人々だった。施設からは、一人ひとりに寄り添う「ものづくりサポート」が受けられるという。私も大好きな「食」で自分を表現してみたい、と思うようになる。
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    • STORY 02

    • STORY 02
    • Bさん
      20代大学生・女性
    • 小商いによる
      「地域交流・共創」
      趣味をきっかけに出会いが出会いを呼んで、地域の人との共創へ。小商いを始めて地域に仲間ができました
      古着好きが高じて、商業施設の古着店舗の工房で、自分のセンスを生かしたリメイクをするようになる。不安の中、小商いも始めることになったが、商業施設によるマッチングで地元のスナックのママが、接客担当として寄り添ってくれることに。商業施設が用意した出店プラットフォームサービスも助けになった。単なる古着好きだった自分が、いつの間にか地域の一員になっていた。
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    • STORY 03

    • STORY 03
    • Cくん
      小学1年生・男子
    • アップサイクルによる
      「社会貢献」
      地域のさまざまな人たちと共に子どもの夢を実現。
      夢のベースにあったのは、地域や社会の役に立ちたいとの思いでした
      リニューアルを機に、商業施設が広場に設置する遊具のアイデアを募集した。テーマは「夢の遊具のお絵描きコンテスト」、対象は小学生。地域でプラスチックを回収しアップサイクルによって実現する企画だ。最優秀賞を受賞したのは外遊びが大好きなC君だった。C君の作品実現に向けて、地域のさまざまな立場の人たちが、自然な形で協力。C君の地域や社会のためになりたい、という思いがかなえられた。
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