User’s Voice お客様の声
株式会社ABC Cooking Studio
jekiのメディアレップ業務で、広告収入拡大につながった「ABCクッキングスタジオビジョン」
【後編】

大きな成果と共に、ABCクッキングスタジオ様にも変化をもたらしたjekiのメディアレップ事業。後編では、jekiと共に歩んだ3年間の取り組みについて、二人に振り返っていただきました。
- INTERVIEW
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株式会社ABC Cooking Studio
法人・地方創生マーケティング統括
法人営業部渡邊美穂様
2018年に株式会社ABC Cooking Studio へ入社し、法人営業部へ配属。
料理教室を活用して、調味料メーカーや調理家電メーカーをはじめ、企業や官庁・自治体の商品やサービスのプロモーションを行う。
さらにプランナーとしてプロモーションプランの見直しや新プランの企画立案業務も経験。
2022年より弊社とともにサイネージプランの企画立案や販売を行っている。ジェイアール東日本企画
メディアソリューション本部
デジタルサイネージ事業局営業部内田有紀
2014年新卒でjekiに入社。3年間JR東日本ならびにJR東日本グループの広告・販促企画を担当。その後、5年間jeki関西支社にて鉄道会社の営業販促企画や商業施設の年間販促、オフィス系サービスクライアントのAEを担当。
2023年からはデジタルサイネージ事業局にてデジタルサイネージの企画設置・運用・レップ業務のコンサルを行い、MASTRUM BtoB Marketingでの海外PR、イベント、SNS運用も担当。
これまでの知見を駆使して導き出す、「ABCクッキングスタジオビジョン」のバリュー

内田
前編ではjekiのメディアレップ事業がどのような成果を創出したかについてお話しいただきました。今回はこれまでの3年間をより具体的に振り返りたいと思います。
これまで渡邊様はじめABC クッキングスタジオ様の法人営業部はどのような営業を行ってらっしゃったのですか?
渡邊
料理教室を行っているABCクッキングスタジオの空間ノウハウを活かして、クライアント様をサポートできるプロモーションの販売がメインでした。具体的には、食品や調理器具を扱うメーカー等とタイアップし、その商品をレッスン中に使っておすすめしたり、試食や体験会をスタジオで行うという枠の販売がメインでした。あとは季刊誌への広告出稿です。媒体の中ではそれらが優先順位の上位にあり、注力していました。
内田
25種ほど広告媒体があるというお話でしたが、「ABCクッキングスタジオビジョン」はどのように営業されていたのでしょうか?
渡邊
「各教室にあるデジタルサイネージにも広告を流せますよ」とオプション程度の紹介しかしていませんでした。優先順位の高い媒体にマンパワーを割いてかかりきりになることが多く……「ABCクッキングスタジオビジョン」単体で売り込むことはなかったですね。
内田
前編でも話しましたが、ABCクッキングスタジオ様の生徒さんは、すでにターゲットが絞られている。しかも日本全国の教室にデジタルサイネージが設置されていて、毎レッスン、生徒さんが必ず見てくれる。その数はなんと月間約20~22万人。それを活かさないのはとてももったいないと私たちは考えました。
渡邊
jekiさんからの初期の提案書には、「ABCクッキングスタジオビジョン」の分析結果が数値で細かく記載されていましたね。その数字を見て「さすが電車の車内やエキナカで数多くのデジタルサイネージを手がけているからこその視点、分析」と思いましたし、「この数字を見ると、確かにもったいない」と、初めて実感できました(苦笑)。
「ABCクッキングスタジオビジョン」に実際に触れてもらい理解していただく

内田
「ABCクッキングスタジオビジョン」は、生徒さんがレッスンを受けるクッキングスタジオ内に設置されていますがどのように運用されていましたか。
渡邊
レッスン中には、パン生地の発酵を待ったり、焼き上がりを待ったりという、生徒さんが手を止める時間があります。その時に見てもらうメディアという位置づけです。
内田
つまり「目に入る情報が飲食関連に絞られている空間で、生徒さんが必ず目にするメディア」なのです。その点でも優れた特徴を持ったデジタルサイネージといえますね。コンテンツはどのような内容を放映されていましたか?
渡邊
約30分が1ロールなのですが、20分は自社の告知がメインですね。残りの10分を広告枠として販売しています。レッスンは2時間単位なので、1レッスンに4回同じ内容が流れることになります。
内田
明確なターゲティングが可能で、必ず複数回視聴されるデジタルサイネージが、日本全国に約90教室あり、月間延べ20~22万人が通っているのです。他には決して真似できない価値を持ったメディアだ、と最初にお渡しした提案資料にjekiによる分析を記載していたと思います。
そこでまずABCクッキングスタジオ様にそのことを認識してもらった上で、商品設計と販売スキームを共に考えることから始めました。
そして契約広告代理店様にも、普段触れることができないABCクッキングスタジオの空間価値を知ってもらうために現地媒体視察会を考えたのです。
「寄り添い、とことんやり続ける」からこそ、jekiは成果を生みだせる

渡邊
今回の取り組みは、jekiさんがメディアレップであるのも良かったと思います。お話しした通り、「ABCクッキングスタジオビジョン」を積極的に売っていなかった理由のひとつに、リソース不足が挙げられます。そうなるとどうしてもお会いするクライアント様の業種が限られてくる。選択肢を広げるという意味では、他業種に当たらなければなりません。そこをメディアレップとしてのjekiさんにお願いできたことは良かったです。
内田
これまではそういった検討されていなかったのでしょうか。
渡邊
今回が初めてです。料理教室という独特の業界であることもあり、広告代理店様に理解してもらうのは難しいのではという思いがありました。だからこそ、jekiさんが広告業界の目線で「ABCクッキングスタジオビジョン」の強みをアピールできる資料、そして商品設計や販売スキームを作ってくれ、現地媒体視察会などを実施してくれたことはありがたかったです。
内田
jekiは広告代理店でもあります。交通広告で培ったデジタルサイネージのノウハウを存分に活かして、メディアのアイデアを作り、提案ができます。その点ではお力になれたでしょうか。
渡邊
はい、そのように感じています。なかでも大きいのは、やはり交通広告にとても強いという点。JR東日本の電車内で放映されるトレインチャンネルや、駅のデジタルサイネージも活用できるのは魅力的です。当初はデジタルサイネージで放映するエンタメコンテンツ型の広告プランや、JR東日本の女性専用車のトレインチャンネルとのセットプランなども作ってもらえました。
内田
千葉市様向けに総武線のトレインチャンネルとのセット商品を開発し販売しましたね。
渡邊
とても親身になって対応してくれるのも、私たちにはありがたかったです。成果がなかなか出ない時期にも、振り返りや現状の分析を行い、改善案と新たな提案を多くいただけましたね。jekiさんが、成果が出ることを決して疑わなかった。その姿勢がjekiさんの良いところだと感じています。
その結果、こうして3年間
しっかり取り組みを続け、大きな成果が生まれた。「ABCクッキングスタジオビジョン」が真価を発揮し始めた、と感じています。
内田
「お客様に寄り添い、良いものが作れるよう、とことんやり続ける」というのは、jekiの特長かもしれません。私たちにとっても、なかなか大きな成果に結びつかない中、信頼して任せてくださったABCクッキングスタジオ様には感謝しています。
渡邊
がんばっていただいているのはわかっていたので、「どんな成果が出るんだろう」というワクワク感がありましたね。変な言い方かもしれませんが「まだまだjekiさんといっしょに取り組みたい」と思っていました。 現地媒体視察会を通してABCクッキングスタジオの複数媒体を組み合わせるアイデアが生まれたり、まだまだ新しいワクワクが生まれそうですよね。これからも期待しています。
内田
これからもよろしくお願いします!
ABCクッキングスタジオ様とのメディアレップ業務では、広告枠の販売だけでなく、「ABCクッキングスタジオビジョン」の配信運用もお任せいただきました。これからも、デジタルサイネージを中心とした、ABCクッキングスタジオ様の各媒体を組み合わせ、より大きな成果の創出を目指してまいります。jekiのメディアレップ事業は、jekiならではの強みを活用し、ロケーションオーナー様・メディアオーナー様に寄り添って媒体価値を高めていくのが大きな特徴です。これからの取り組みにもぜひご注目ください。

企業名:株式会社 ABC Cooking Studio
ABCクッキングスタジオは、日本を含む8ヶ国・地域に教室を展開し、
国内・海外会員約170万人を誇る世界最大級の料理教室(2024年4月時点)。
「世界中に笑顔のあふれる食卓を」を企業理念に、「手作りの食」の大切さと楽しさを提案しています。