トレインチャンネル福岡
「トレインチャンネル福岡」は、九州エリア初のネットワーク型の広告用車内ビジョンとして 2020年11月より稼働を開始した、JR九州エージェンシー様のサイネージメディアです。当社が車両メーカーと共に開発した、ローコストで既存車両に設置可能な “後付け式”の車内ビジョンシステムをご採用頂いています。
導入の経緯
福岡空港から九州を代表する博多、天神の2大商圏を通って唐津までを走るJR筑肥線305系。
その車内には運行情報用の車内ビジョンがドア上(カモイ)の片側に設置されていましたが、高額なコストがネックとなり広告用ビジョンは設置されていませんでした。
そんな中、JR 九州エージェンシー様は当社が新潟エリアで実装していた“ローコスト型後付け式車内ビジョン”に一早く注目して頂き、ぜひ筑肥線へ導入したいというオファーを頂いて 2018年に開発プロジェクトがスタートしました。
開発の苦労
新潟のビジョンがカモイの外側に設置するタイプであったのに対し、305系は有名デザイナー設計の車両デザインに調和させるべくカモイの内側に埋め込むことが求められました。
そのため、筐体設計の大胆な変更に加え、無線通信で構成されるネットワークをどう構築するかも課題となりました。
先行して1編成設置したプロトタイプでは電波強度が不十分で通信が安定せず、設計を根本から見直す必要が発生。JR九州エージェンシー様、車両を管理するJR九州様のご理解も頂きながら、通信モジュールを本体から分離してカモイの側面に設置することで課題を解決しました。
そして、ようやく量産を開始した 2020 年初頭、世界はコロナ禍に突入。物流の混乱によってパーツの調達が滞るなどスケジュールの変更を余儀なくされましたが、何とか2020年11月に本格稼働を開始することができました。
現在と未来
導入から5年が経過した現在、ディスプレイの新品へのリプレースが進んでいます。
システム面でもバージョンアップの必要性が生じていますが、後付け式ならではの柔軟さで、更新のたびに機能を向上させ一層魅力的なメディアとして進化を続けられるよう、当社としても全力で支援させていただきます。
※所属部署・役職などは記事掲載当時のものです。