応援広告とは?今話題の「応援広告」について解説!

初めまして!jeki応援広告事務局の小林です。

このページでは、「応援広告ってなに?」というそもそもの疑問から、「応援広告の出し方」までご紹介いたします。

第1回目のテーマは「応援広告とは? 推しに届く、新しい応援のカタチ」です。

さて、みなさん、駅を歩いていて、「投票してください」や「お誕生日おめでとう」といったアイドルに向けた広告を見たことがあるでしょうか。この広告は『応援広告』というもので、以前からありましたが、国内では2019年の冬ごろから徐々に増え始め 、定期的に掲出されるようになりました。

私は普段、広告会社の交通広告バイイングスタッフとして業務を行っておりますが、その傍ら、応援広告の掲出サポート業務にも力をいれております!というのも、私自身プライベートで応援広告を掲出したことがあり、同じ想いを持つ方のサポートをしたく、この業務を担当するようになりました。

このブログを通して、応援広告に少しでも興味をもっていただけたら嬉しいです。
社会人2年目となったばかりのひよっこですが、ぜひお付き合いください。

韓国では当たり前?応援広告とは?

まさに執筆中の現在(2021.5.25)は、池袋・新宿駅にたくさんの応援広告が並んでいます。

この応援広告、もともとアイドルやアーティストを応援する韓国ではメジャーな文化で、センイル広告(センイルとは韓国語で誕生日の意)とも呼ばれています。韓国では若者が集まる駅のあらゆる媒体に推し※の誕生日をお祝いする広告が掲出されています。
※この連載では、応援するアイドルやアーティストのことを「推し」と表記します。

ソウル地下鉄では広告事業の20%を応援広告が占めているそうです。
コロナ前、よく韓国に旅行していたのですが、若者の街にある『三成駅』や『弘大駅』などの広告スペースはアイドルの誕生日やデビューを祝う応援広告で埋め尽くされていました。

応援広告は、『ファンダム』と呼ばれている団体が掲出していることが多いです。『ファンダム』とは、ファンクラブとは異なり、SNSを介して集まったファンの団体のことで、この『ファンダム』が有志でお金を集めて掲出しているというのが応援広告の特徴です。

「推しをお祝いしたい!」「推しをもっと多くの人に知ってもらいたい!」という純粋な想いを広告としてカタチにした、いわばファンから推しに送るプレゼントですね。

また、推しを多くの人に知ってもらうだけでなく、推しに「こんなにファンがいるのだよ」と伝えることができる手段でもあります。

広告で応援してもらったアイドルが、SNSで「広告ありがとう」といったメッセージを発信したり、アイドル自ら現地に足を運んだりすることもあり、応援広告はアイドルとファンとの「新たなコミュニケーション」の姿といえると思います。

そんなことまで?!応援広告事例を紹介!

ファンダムから推しに送られた国内外の応援広告の事例をご紹介します。なかには「広告を掲出する」という型におさまらない、思わず驚いてしまうような事例まで!

1. スタンダードな応援広告

応援広告の中で最も多いのが、駅や街中のビジョンといった広告媒体に掲出するかたちです。駅ポスター1枚から大型ビジョンにいたるまで、あらゆる広告媒体にファンダムから推しへのメッセージを掲出します。

また、中国のファンダムが韓国や日本に、日本のファンダムが韓国に、といったように国を飛び越えて広告を掲出することも可能です。

中国では、ビル一面の大型サイネージやドローンショー、アメリカではタイムズスクエアなど、スケールの大きい応援広告も出稿されています。

2. カプホルイベント

推しの写真やイラストが入ったカップホルダーを作成し、カフェで配布するイベントです。カップホルダーでピラミッドタワーをつくったり風船で店内を装飾したりします。

こちらはルミネエスト新宿店のコールドストーンショップで実施した時の様子。メンバーカラーに合わせてライトパープルに店内装飾しました。SNSでも「行ってきた」という報告が多く見られました!

様々な種類のカプホルがカフェに置かれるため、カプホル巡りも恒例行事になっています。

3. 募金活動

推しの名前を名義にして募金を行う人もいるようです。

寄付をすることによって、社会にも役立ち、推しの好感度が上がるアシストになるかもしれません。アイドルの応援を通して、社会貢献できるこの活動は、とっても素敵ですよね!

4. 少し変わったプレゼント

これはもはや「広告」とは言えないかもしれませんが…。

なかには海外の城の土地を贈ったり、月の土地を贈ったりする人もいるようです…!
月の土地なんて、もはや地球を超えて宇宙レベルのプレゼントですね!

応援広告はどうして増え始めたの?

国内の応援広告は2019年の冬ごろから徐々に増え始め 、定期的に掲出されるようになったとお伝えしましたが、これにはあるきっかけがあります。

それは、オーディション番組の開催です。

韓国の人気大型オーディション番組の日本バージョンで、候補生の中からファンの投票によってデビューメンバーを決める番組です。そのオーディションで、候補生の応援広告掲出を番組が公式に認め、広告用に候補生の写真を提供しました。

応援広告を出稿する際に気をつけるポイントとして、著作権、肖像権などの知的財産権がありますが、番組が公式に広告掲出を認めたことで、誰でも応援広告を出せるようになりました。

また、交通広告は個人で掲出することをNGとしているところが多いのですが、ファンダム主導の応援活動を積み重ねることにより団体の一つとして認められるようになりました。

交通広告は、公共空間に掲出されるため、審査が必要となるのですが、実績が増えてきたことで認知されるようになり、応援広告を許可する鉄道会社が増えてきました。

応援広告は「推しに届く、新しい応援のカタチ」

  • ◇ 応援広告とはファンから推しへの純粋な想いをカタチにしたプレゼント
  • ◇ 応援広告の起源は韓国のセンイル広告

現在は日本でも実績が増えていくにつれて、認知も広がり、応援広告をサポートする広告代理店も増えて、どんどん掲出しやすくなっています。

次の記事では「応援広告の出し方」をテーマに、掲出までの手順を実際に掲出した方のお話を交えて解説していきます!こちらもぜひご覧ください!

応援広告の出し方は?掲出までの流れを経験者に聞いてみた!

こんにちは!jeki応援広告事務局の小林です。

第1回目では、「応援広告」とはどのようなものかをご説明させていただきました。(まだお読みになっていない方は、ぜひご覧ください!)
第2回となる今回は、「推しのために応援広告を出したいけど、出し方がわからない…」という方のために、実際に応援広告の掲出経験があるスタクラさん(@JO1andMe1211)に、応援広告の出し方や、掲出するために行った準備などについてインタビューしてきました!

応援広告を出すなら「駅ポスター」がおすすめ

小林:早速ですが、スタクラさんは実際にどんな応援広告を出したのですか?

スタクラさん:推しのアイドルグループの結成1周年を祝うために、新宿駅にB0サイズの駅ポスターを掲出しました。中心となったメンバーは4~5人ほど。集金係、デザイン係、SNS係など役割を決めて、応援広告掲出に必要な準備はほとんど自分たちで行いました!準備期間は大体1カ月半くらいですね。

ここがポイント!

応援広告には様々な種類がありますが、その中でも駅ポスターは過去の応援広告掲出事例が多いため、初めて応援広告を出す人にはおすすめです!

まずは応援広告を一緒に出すメンバーを集めよう!

小林:中心メンバーは4~5人ということでしたが、そのメンバーはどのようにして集まったのですか?

スタクラさん:SNSで呼びかけました!それまではSNS上だけの知り合いだった人に直接会ったり、これを機に初めてお話しした人もいました。メンバーの中には東北在住で、実際に会ったことのない子もいましたね。

ここがポイント!

応援広告の掲出には、掲出場所の選定や集金、SNSの管理・ポスターデザインの制作など、必要な作業や手続きが多くあります。まずはSNSなどで呼びかけて「推しを応援したい!」という同じ気持ちを持つ仲間を集めましょう!

掲出する場所を決めよう!

小林:応援広告を一緒に掲出するメンバーが決まってから、まず初めにしたことは何ですか?

スタクラさん:どの駅のどこに応援広告を出したいか、実際に駅に足を運んで見に行きました。場所を決めるためというのもそうですし、「ここに出したい!」と応援広告掲出へのモチベーションを上げる目的もありました。 「ここに自分たちの推しの応援広告が出るかもしれない…」と想像するとワクワクしました!

ここがポイント!

駅には応援広告を出せる場所と出せない場所があります。「ここに応援広告を出したい!」と思っても、そこが応援広告を掲出できる場所かどうか確認が必要です。
広告代理店に問い合わせれば、その場所で応援広告が掲出できるか確認することができます(他におすすめの場所が無いか聞いてみるのも良いかもしれません!)。

広告代理店に相談しよう

小林:掲出場所を決めていく中で、困ったことはありましたか?

スタクラさん:応援広告を出すために、どの会社に相談すればいいのかがわかりませんでした。 駅に広告を出すには鉄道会社に連絡をするのだと思っていたのですが、他の応援広告の掲出経験者の方にお話を聞いて、初めて広告代理店に問い合わせるのだと知りました。

小林:駅にある広告は、鉄道会社とは別に広告代理店が管理していることが多いんですよね。掲出したい場所の広告料金や必要な手続きなども広告代理店が教えてくれるので、「応援広告を出したい」と思ったら、まずはどの広告代理店に相談するかを調べてみると良いかもしれません。

ここがポイント!

広告代理店に「応援広告を出したい」ということを伝えれば、広告料金や掲出に必要な手続きや準備しなくてはいけないものを教えてくれます。
また、駅ポスターなどの交通広告は、鉄道会社ごとに掲出ルールが違っていたり、細かい規定があったりするので、スムーズに進行するためには交通広告を多く扱う広告代理店に相談することがおすすめです!

掲出費用を集めよう!

小林:掲出する場所が決まって、広告代理店に相談して詳細が固まってきたら、次は広告枠を買うためにお金を集めなくてはいけないと思うのですが、集金はどのようにして行いましたか?

スタクラさん:集金は本当に大変でした…。目標金額を集めるためにSNSで毎日のように出資者を募り、また、入金方法も色んな人が入金できるように、銀行振込の他にPayPay、LINE Payを利用しました。海外からも振り込めるようにPayPalも利用しましたね。

小林:出資者を集めるために色々工夫されたんですね。

スタクラさん:はい、他にも何かリターンがあったほうが多くの人に参加いただけるのではと思い、出資していただいた方は、応援広告に手書きのメッセージを入れられるという特典をつけたりしました!
メンバーの協力もあり、何とか目標金額を集めることができました。

ここがポイント!

応援広告を出すにあたって皆さま悩まれるのがこの集金の部分。
SNSでファンのコミュニティに呼びかけたり、クラウドファンディングを使って集金したりなど、色々と工夫されています。特に最近ではスタクラさんのように、手数料を抑えるためにPayPayなど電子マネーを使って集金することが多いようです。(企業などを挟まず個人間でお金のやり取りをすることに不安を感じる方もいるかもしれませんが、ここはファン同士の信用で成り立っているということですね!)

応援広告のデザインを制作しよう

小林:応援広告のデザインはデザイナーやイラストレーターの方に依頼したのでしょうか?

スタクラさん:デザインはメンバー内で制作しました。広告に載せるイラストは、絵を描くのが得意なファンの方にお願いして、私はイラスト以外の構成部分を担当しました。ただ、仕事が終わって帰宅してから作業を行っていたため、なかなかしんどかったです…。締切に間に合うかどうかという焦りもありましたが、無事に完成させることができました。

小林:すべてファンの手作りだったんですね!仕事の合間を縫っての進行、本当に大変だったと思います…。

ここがポイント!

広告のデザインは、個人で制作したものでも問題ありません!
また、デザインが完成した後は、鉄道会社側の審査を受ける必要があります。この審査では、デザインが規定に沿ったものか(例:QRコードを掲載できない場所なのにQRコードが入っているなど)の他にも、「広告主名(団体名)」「連絡先」といった、どんな人たちが掲出するのかという部分も確認されます。審査の結果、デザインを大きく変更しなくてはいけなくなる、といった可能性もあるので、広告代理店の方と相談しながら余裕をもって制作するのがおすすめです!

広告の印刷を印刷会社に依頼

小林:掲出場所の決定、掲出費用の集金、広告枠の購入、デザイン制作と進んできましたが、次は掲出する駅ポスターの印刷ですね。

スタクラさん:そうですね。印刷会社さんも自分たちで探してお願いしました。最後に出来上がったポスターを広告代理店の方に案内していただいた場所に納品して、やっと掲出準備が完了です!

小林:色んな苦労を乗り越えてあの応援広告が掲出されたのですね。ちなみに反響はいかがでしたか?

スタクラさん:SNSで「見てきた!」という反応をいただけてとても嬉しかったですし、ファンのみんなで団結して1周年をお祝いできて良かったです。

小林:ファン同士で繋がれるのも応援広告の魅力ですよね。初めてのことだらけで本当に大変だったと思います。本日はお話を聞かせていただき、ありがとうございました!

ここがポイント!

スタクラさんはポスターの印刷を印刷会社に依頼されていましたが、こちらは予算に合わせて広告代理店に依頼することも可能です。また、印刷したポスターをどこに、いつまでに届けなくてはいけないかなども、広告代理店が教えてくれるので、相談しながら進めていくと良いと思います!

まとめ:とりあえず広告代理店に相談してみるのがおすすめ!

  1. メンバーを集める
  2. 場所を決める
  3. 金額や必要な手続きを確認する
  4. 提出費用を集める
  5. 広告のデザインを制作する
  6. 広告の印刷を依頼する
  7. 印刷した広告を納品する

応援広告を出すには、場所を決めたり、お金を集めたりデザインを作ったり…。
準備しなくてはいけないことがたくさんあります。

何が必要なのか、また何から始めればいいのか、ひとつひとつ調べながら進行するのは大変だと思うので、「応援広告を出したい!」と思ったら、ぜひjeki応援広告事務局「Cheering AD」までご相談ください!

応援広告を掲出したい方は、

  • ■団体名…
  • ■代表者氏名…
  • ■メールアドレス…
  • ■電話番号…
  • ■応援したいアーティスト名…

を記入してcheer-ad@jeki.co.jpまでご連絡ください。
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