jeki 株式会社ジェイアール東日本企画

2016年度 ニュースリリース

2017.3.8

~顧客視点で見直したら発見できた駅ビルのさらなる可能性~ キーワードは、Time Of Release !! “モノ”ではなく、まずは“時間と場”の提供を。

 ジェイアール東日本企画は近年注目される、顧客中心の視点から商品やサービスをデザインする“サービスデザイン”のメソッドを活用し、駅ビルのさらなる可能性を考察いたしました。
 顧客インタビューから、働く主婦は仕事に家事に追われ、じぶんの時間が殆ど取れず不満でいっぱい。独身OLは日々仕事に忙殺される中で、漠然とした物足りなさを感じていることが分かりました。
 駅ビルは、その立地特性から仕事帰りにふらっと気軽に立ち寄れる手軽さが魅力ですが、彼女らに帰宅途上で“じぶんらしくいられる時間(日常から開放されるわずかな時間/Time Of Release!)”を届けることで心理的に余裕が生まれ、生活満足度を向上させることができます。
 働く主婦であれば、調理にかかる時間を短縮させるカット野菜や下ごしらえ済みの食材など、半調理商品を充実させる一方で、カフェや休憩スペース、その他の時短サービスを充実。このように現在の店舗サービスをリ・デザインして、“心地よい場”を提供すれば、滞在時間が延長され、同時に来店頻度も高まると考えられます。
 同時に、各ショップごとにショッパーマーケティング(顧客のインサイトに訴えかけ購入を促進するインストアのプロモーション)を推進し顧客にとっての新たな発見を提供できれば購入率をさらに向上させることができます。
 コト消費が注目される中で、駅ビルでは“モノ”(やブランド)の充実ばかりではなく、“じぶんらしくいられる時間と場”の提供を重視することが益々大切になると思われます。駅前のSCや百貨店等も、同様のことが言えるのではないかと考えられます。

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